社会実験にご参加ください
北広島のこれからを考える住民ワークショップのメンバーが実施
厚生労働省の平成20年度社会福祉推進事業として調査・研究を行っている(社)北海道総合研究調査会では、地域住民と一緒に、高齢化が進む北広島団地をモデル地域として、住民中心の社会実験を行うことになりました。
今回の社会実験の対象地域は第2、3住区のみで、昨年11月に対象住区の全戸にアンケートを配布。同時に、地域住民の参加を募り、これまでに2回のワークショップを実施してきました。このアンケートとワークショップの結果を踏まえ、このたび、
?地域のお茶の間づくり
?オンデマンドタクシー(登録制の乗り合いタクシー)走行
?除雪の仕組みづくり
の3つの社会実験の実施が決定し、動き出したところです。
社会実験中は利用料が無料。今後利用状況を見て、範囲の拡大や住民による運営方法も検討する予定です。詳しくは、ポスターや戸別に配布されるチラシをご覧ください。
絶滅危惧種の珍鳥「サカツラガン」の撮影に成功した
鈴木 立士さん(松葉町)
(日本野鳥の会会員・日本自然保護協会会員)
野鳥の写真を撮り始めてわずか3年で、昨年11月、世界で6〜7万羽しかいないといわれる「サカツラガン」の撮影に成功。その写真は道新朝刊でも取り上げられました。これまでに約130種にも及ぶ野鳥を撮影してきた鈴木さんに、鳥への思いを聞いてきました。
3年前のお正月、コンパクトカメラで窓越しに島の写真を撮ったのをきっかけに、白樺緑地や緑葉公園など徒歩圏内へと撮影範囲を広げていった鈴木さんは、水辺の鳥や山の鳥にも興味を持ち始めましたが、「北広島周辺の鳥にこだわっているので、行くのは車で1時間以内のところまで」と決め、旧長都沼や西岡水源池、野幌原始林などへ出かけるように。撮影のため、勤め先の勤務体制を日勤から隔日勤務に変えてもらい、月の半分は撮影に出かけるほど、プライベートな時間のほとんどを野鳥のために費やしています。
昨シーズンの渡りの時期に仲間から「サカツラガン」の目撃情報を得た鈴木さんは、昨秋本州へ渡る前のガンの群れを旧長都沼で3日間張り込み、展望台から双眼鏡で、沼の端から端まで何度も観察してついに発見しました。何百羽ともいわれる集団からたった一羽の迷い鳥を見つけられたのは、普段から何種類もの図鑑で勉強し、その特徴を頭に入れていたから。急いでカメラを構えるも、「見失ってしまって。カメラにスコープをつけてもう一度探したら見つけられました。月曜だったので沼には自分一人。近くに来るまでじっと待ちました」。
最近は写真だけに飽き足らず、鳴き声のCDも編集し、今年還暦を迎えた記念に写真を中心とした本を自費出版したいと計画中。また、次の渡りの時期には、違う珍しい水鳥を狙っているそうなので、撮影に成功したらまた新聞紙上で鈴木さんの名前を見られるかもしれません。その日が待ち遠しいですね。
ナイスプレー続々 市民ソフトバレー大会
北広島ソフトバレーボール連盟主催の『第13回ソフトバレーボール市民大会』が1月31日(土)に総合体育館で行われ、市民ら約90名が参加しました。
この日は、トリム(男女混成)の部が4チーム、レディースの部が12チーム参加。ソフトなボールとは思えない鋭いサーブやアタックが次々に決まると、会場は大きな歓声に包まれました。
もちやチョコも降ってきた! 毎年恒例! 達磨寺の豆まき

富ケ岡の達磨寺で2月1日(日)、毎年恒例の豆まきが行われ、厄払い法要後、厄年の人や丑年生まれの年男・年女が壇上から盛大に豆やお菓子をまきました。
おもちの一部には小銭のほか、開運券が入ったものもあり、それを拾ったラッキーな方にはだるまや福袋などの賞品が当たり、当選者は大喜び。また、熱々の焼きいもも振る舞われ、参加者は寒さを忘れて楽しいひとときを過ごしました。
こんにちは! 北広島担当記者です。
【第13回】売店から喫茶店へ
市芸術文化ホールの図書館前で先月、北ひろしま福祉会がパンの販売を始めました。平日週3回ですが、ホール利用者に好評のようです。
同店では、福祉会の通所者が、店員となってパンを一生懸命売っています。取材時、そのうちー人は「お客さまに笑顔で対応します」と意気込みを話してくれました。
道外では、公共施設の売店や食堂は、障害者の雇用の場となっていることが多く、福祉会の担当者によると「今回の開業で約5人の雇用の揚がうまれる」そうです。
また、同店では今後、売れ行きをみながら、図書館で自習する中高生のためにおにぎりの販売や、ほかの自立支援施設が製作する商品を扱うことも検討中です。
不況の中、障害者の働く場も少なくなっています。施設利用者のニーズに合うことはもちろん、障害者のメリットにつながることを、市にはどんどん進めてほしいと思います。
個人的には、今回の店が進化して「ホールの喫茶店になればいいのになあ」と思っています。
〈後藤 敦〉
へんしゅうこうき
知人や読者から「地域のためにこんなことをしてくれている人がいる」「○○で活躍している」など情報が寄せられることがありますが、ご本人に取材の打診をすると、「私なんて‥・」と遠慮される方も。みなみ風は本当に限られた地域のミニコミ紙。そのあたりをご理解の上、どうかご協力をお願いします。
読者の皆さま、これからもいろんな情報をどしどしお寄せくださいね!
(T)